演芸好きの父親に、はじめて本牧亭に連れて行かれたのは小学生の時でした。あれから四十余年、当時とは講談界も様変わり、今ではすっかり女流が中心です。 女流のあとばかり追いかけまわしている常連のことを「スケベ連」というそうですが、かくいう私も、美形の女流に熱を上げ、あちこち「おっかけ」しています。 さらには見るばかりでは飽き足らず、とうとう回らぬ舌で講談の勉強を始めました。落語同様 「講談」もよろしくお引き立てのほど、御願い申しあげたてまちゅじばちゅ。 アイタタタタ、舌噛んだ。
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